2019年日本女子オープン選手権 行って感じた観戦マナー
開催地：COCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジゴルフコース（三重県津市）
開催日：２０１９年１０月３日（木）～６日（日）
賞 金：賞金総額 １億５，０００万円 優勝賞金 ３，０００万円
いやー。何年ぶりかに 女子ツアー観戦に行ってきました。
学生時代にはツアーのお手伝いのアルバイトがあったので何度か女子ツアーの観戦というか参加したことはありました。
当時の女子ツアーは現在ほど人気は高くなかったです。男子ツアーの方が断然人気があって有名選手も多かったですから。
ツアー数も男子ツアーの方が多くて、女子ツアーは数も少なく賞金等も少なかったですね。
当時の女子ツアーの印象は強烈でしたね。
タバコをプカプカ吸いながらプレーする女子選手も非常に多くてガラの悪い印象でした。
もちろん全員がそうではないですけど、そういう選手もいたという話です。
マーカーやギャラリー整理のお仕事なんかをやるのですが、当時からマナーの悪いギャラリーもたくさんいましたね。
プロは１打に何十万も何百万もかかっているわけですから、邪魔をされると怒るのは当然です。
最近も韓国選手がギャラリーの態度に怒って、不適切な態度をとったことで３年間の出場停止処分を受けました。
韓国ではトップ選手でしたから衝撃も大きかったですね。
確かにこの選手の態度は褒められたものではありませんが、気持ちはわからなくもないです。
１打１打が重みがありますし、まして優勝争いしていたんですからなおさらです。ギャラリーも反省しなければなりません。
日本の女子ツアーでも最近は若い選手が活躍してきて非常に人気があります。
かつても樋口久子さんや岡本綾子さんが活躍して人気がありましたが、宮里藍さんの活躍で一気に女子ツアーの人気がでましたね。宮里藍さんの活躍をみてあこがれた選手が今の若くて活躍している世代です。
特に最近は渋野選手が全英オープンで優勝したことで一気に人気が爆発している印象です。
ゴルフがうまいだけではなく人柄も良いので人気が出て当然です。
今回の日本女子オープン選手権もものすごいギャラリーでした。歴代２位の観客数でまともに歩けないほどの人だかりでした。
昔はギャラリーと言えばおじさんばかりでしたが、最近は女性や子供さんの数が多いのが印象的でした。
やっぱり気になったのはギャラリーのマナーですね。
昔はスマホなんてなかったですから誰もが気軽に写真撮影なんてことはなかったのですが、今はほとんどの人が持っているので規制するのは難しいですね。
特にスイング中のシャッター音は最悪です。アドレスに入ったら動くこともしてはいけませんが、スイング中に平気でシャッターを押す人がいるから驚きです。
優勝した畑岡選手もかなり気になったと後で話していましたね。
自分でプレーする人ならわかるはずですが、ゴルフを全く知らない人の行動としか思えませんね。
これはほんとにやめてもらいたいですね。
また、渋野選手と畑岡選手とラウンドしていた韓国人のユ・ソヨン選手ですが、日本人選手２人が先にホールアウトした際にギャラリーが一斉に次のホールに動きだす中でパターをしていました。この選手は世界でもトップクラスの選手ですからそれにも動じずスコアも伸ばしていたのはさすがと思いました。
しかし、これは大変失礼な行為でパターをする際に回りに動かれるとどれだけ嫌なことかはゴルフ経験のある人ならわかると思います。しかも大ギャラリーですからね。これはちょっとひどすぎましたね。
日本でも全英女子オープンでの英国人の観戦マナーは見習うべきだと思います。イギリスはゴルフ発祥の地でもありますし、ギャラリーの目も肥えていると言われています。マナーにも厳しい印象があります。
テレビで観戦していましたが、外国人選手にでもいいプレーには拍手を送り大歓声を送る。
渋野選手がそうだったように。
日本はマナーの良い国として世界でも有名です。
ゴルフを観戦する際にも、しっかりマナーを守って我々に夢を与えてくれているプロゴルファーの皆さんには気持ちよくラウンドしてもらいたいと思います。
